【nice music】 THE END OF THE WORLD 石嶺聡子



石嶺聡子というシンガー、歌はうまい。何と言うのか、POPSのお手本のような歌声を聴かせてくれる。私の手元には、『INNOCENT』というアルバムがあるが、収録曲はまるで、POPSコンテストの課題曲集のようである。嫌味なく響く歌声は、晴れた夜のドライブのBGMには最適だろう。

石嶺という苗字からも分かるように、彼女は沖縄出身である。一時期、雨後の筍のように、沖縄出身のミュージシャンがフューチャーされていたが、石嶺本人は、結局のところ何となく乗り遅れてしまった感がある。冒頭に書いたように、歌は圧倒的に上手いのに・・・。と、残念に思うのだが、売れなかったというのも分かる気はするのである。『INNOCENT』は、どうやらデビューアルバムのようだが、曲の大半は「女性総合職の週末のシーン(時代だなぁ)」で「自立(しようと)しているオンナ、だけど心の中では恋愛至上主義」みたいな女性像を描いている曲が多い。女性の聞き手にすれば、シンパシーを感じる立場にいる人は少ないだろうし、そういう立場にいる人は、このようなシチュエーションの曲を聴くのは潔いことではない、と感じそうである。また、男の聞き手にすると、「こういう女って疲れるんだよな」と思わされるのだ。私自身、『INNOCENT』というアルバムを、気に入ったものの彼女の2枚目以降のアルバムを買おうとは思わなかったのには、そんな心持があったのかもしれない。

動画を紹介した「THE END OF THE WORLD」という曲、私はJulie Londonの歌で知った。Julie Londonのハスキーな歌声が実にカッコイイ。日本人では、鈴木トオルという人もカバーしているが、こちらは日本語訳が少々気持ち悪い。ただ、最後の「悲しいくらい 僕にはわかる あなたがいなくなれば この世は終わると」というフレーズだけは気に入っている。

それで何が言いたかったのかというと、石嶺さん、こういうカバー曲を歌っていった方が良いんじゃないのかなぁ。

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