【スポーツ観戦】 アジアカップ 日本対カタール

アジアカップ準々決勝、日本の相手は開催国カタール。つまりは完全アウェイ。ゲーム開始時間の変更を漂わせたり、いわくつきの主審が用意されたりと、禍々しさは高まるばかり。This is an Asian Cup。

日本に比べると力は一枚落ちるカタールは、前半開始早々から運動量にモノをいわせて激しいチェックをかけてきた。戦術家メツ監督の面目躍如といったところ。日本はこれをうまくいなせず、自慢のパスワークが封殺されてしまった。一方のカタールは早めのチェックと、そのこぼれ玉を前線のセバスチャンに当て、そこからさらにスピードで裏をつく戦法を展開する。その策が活き先制点はカタールに入る。

一方の日本。前戦に引き続き岡崎の動きが良い。前田との関係はサウジ戦の方が緊密だったが、裏を狙う岡崎の動きはボディブローのように効いていた。その効果が前半28分に、香川の同点ゴールにつながったといえる。サウジ戦でのループに味をしめたのか、ゴール前でキーパーをかわそうとした岡崎のシュート風のループを香川が詰めたものだ。海外の一流どころのFWなら、ループではなくトゥキックであっさりゴールしたような場面だったが、前半のうちに追いついたことはゲームの流れを考えると大きい。このゴールの前後から、カタールは飛ばしすぎからか運動量が落ち始め、パスが回り始めた日本がペースを握りつつもあった。

やや日本ペース、とも思えたゲームだったが、後半早々に吉田がイエローをもらい、61分には2枚目のイエローで退場処分となってしまった。しかもそこで与えたフリーキックを決められてしまい、またしても1点ビハインドとなる。この場面、日本バックス陣のスピードに対する弱点が見えてしまった。もっともこれはチーム構成時に分かっているはずのことであり、責められるべきはその前段階でのディフェンスであろう。やはり中盤の底で相手のスピードを殺す網が欲しいところだ。位置的には遠藤のポジションということになるのだが、攻撃のタクトを握る選手であるだけに、その役目を負わすのは酷というか無理な相談である。ここには守れるMFを置いて遠藤の位置をずらすのが懸命だと思うのだが、その整備は今大会後の宿題にせざるをえない。加えて言えば、遠藤のバックアップ選手も必要になろう。旬は過ぎたと言われそうだが、小野伸二ならば適任以上か。運動量を言われそうだが、今日の遠藤の走破距離も9キロほどだ。
それから、失点そのものの場面。GK川島は、ボールの正面に回りこめていただけに、弾くこともできたのではないか?というのが私の見解。川島の体はゴールの中だったが、まさか深く回り込み過ぎたのか?何かしらの判断ミス、躊躇があったようにも感じられる場面であった。

10人になってしまった日本代表だったが、幸いにしてカタールは前半の飛ばしすぎが響いて運動量はさほどでもなく、数的不利を感じる場面はそれほど無かったように思う。70分、抜け出した岡崎からこぼれたボールを拾い、混戦からゴール前に進み出た香川が2点目の同点ゴール。香川という選手、動き出しの初速は遅いが、動いてしまえば実に滑らかなボールコントロールをする。今日はボールへの入り方がうまく嵌った感じだが、初動1、2歩の速さが真のワールドクラスへの課題だろう。

逆転の場面は、ゴール前のごちゃつきからこぼれたボールを右サイドバック伊野波が蹴りこんだもの。本職サイドの選手ではないだけに、今日の出来はけして褒められたものでは無かったが、この場面はよく詰めていたものだと思った。一応帳尻は合わせたといったところだろうか。

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