浮かれるだけじゃあなぁ・・・。 ノーベル化学賞受賞に思うこと





「パラジウム触媒によるクロスカップリング」でノーベル化学賞を受賞した鈴木氏と根岸氏。科学立国を目指すべき我が国にとっては、めでたいことには変わりない。受賞されたお二人にとっても、この上ない名誉でもあろう。

ただ・・・。テレビのニュースで聞きかじっただけで、どちらの方の発言だったか定かではないが、「晩餐会の飯がうまかった」などという浮かれた発言を耳にして、ふと思ったことがあった。
ノーベル平和賞、のことである。

皆さん承知の通り、今年の平和賞は中国の民主活動家、劉暁波氏におくられたが、氏は拘留中の身であり、親族の方々も中国政府の監視下にあり、授賞式に出席できない状態にある。国の体制はそれぞれとはいえ、国際社会における重要度から考えても、中国の民主化は、今後の世界にとって避けては通れない道であろう。あの人口を抱えた国に唯我独尊の国策を続けられたのでは、たまったものではない。まして日本にとっては隣国でもあり、尖閣問題でもキリキリやりあっているところである。

そんな状況の中で、「飯がうまかった」というコメントは、なんとも長閑というか、もっと言えば甚だ間抜けなものに思えたのだ。私が耳にしたのは、記者とのやり取りを切り取ったヒトコマであり、めでたい気分に浸りたい時でもあろうことは承知している。政治的な発言は控えたい、という人なのかもしれない。それも十分に理解するが、こういう場を利用して、中国にメッセージを送ってみても良いのではないか?とも思えるのだ。もちろん、そこに大きな飛躍があることは分かる。だが、「飯がうまかった」という言葉の情けなさにも、同様以上に大きな陥没があるように思えてならない。あるいはメディアにも『同時に受賞された劉暁波氏に関して一言?』くらいの質問をしてもらいたいものだ、と思う。
受賞されたお二人には申し訳ない気もしないではないが、ノーベル賞っていうのは、それくらいの政治力は発揮できる場であると思うし、この現代にあっては個人の業績を表彰するだけの場で無くなっているのは周知の通り。政治は専門外、と言われる向きもあろうが、政治は一人一人のものだし、意見は万人にあって良い。メッセージできるチャンスは生かして欲しいなぁ、と私は思うのだ。




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この記事へのコメント

通りすがりです
2010年12月12日 19:52
 ここのところ、毎年のように受賞者が日本から出て、喜ばしいです。
 こういうニュースを見ていると、日本のマスコミが言いたがる日本の不安って、本当だろうか?と益々思います。
 日本のマスコミの多くは、何かにつけて、民主党のネガティブキャンペーンのようなことを言いますが、実際は、民主党政権は、高校の実質無償化や子供手当てなど、庶民の暮らしを良くする政策をやってくれています。

 でも、それらは、自民党に政権が戻れば、確実に廃止にされるでしょう…。
 彼らは、庶民を奴隷のように扱う、庶民いじめの政治が好きみたいですから。

 民主党は、庶民いじめの政治と戦っています。茨城県の地方選挙、まだ投票に行ってない方々は、どうか足を運んで、庶民のための政治を守って欲しいと希望します。
2010年12月12日 22:57
通りすがりさん、コメントありがとうございます。しかしながら、記事本文との関連は、甚だ薄いものと感じます。ご意見は尊重いたしますが、このような「一方的な姿勢」での主張は再考いただきたいものです。ちなみに私は高校無償化、子供手当てには反対です。学校無償化は義務教育の範囲まで、子供手当ては不要と考えております。

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