読書 「漂流巌流島」

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「第2回ミステリーズ!新人賞」を受賞した、タイトル作品「漂流巌流島」を含む短編集巌流島の決闘のほか、忠臣蔵池田屋事件鍵屋ノ辻と、歴史上の著名事件に新解釈を与えていく。同様の作品では、鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」があるが、鯨作品はよりエンターテイメント色が強く、こちら高井忍作品は、資料も示しながら、より論理的に、歴史の「真相」に迫っている。
私の好みで言えば、鯨の作品の方が単純に楽しめた。というのは、本作には、古文で書かれた資料が「証拠」然として書かれているのだが、いかんせん、私は古文を読み慣れず、そのために解釈の面白さを味わえなかったのだ。これは私の能力の問題ではあるが、多くの読者の間でも少なくない感想だとは思う。もちろん、文献の内容は、登場人物の台詞などでフォローされているので、資料部分を読み飛ばしても十分意味は取れるのだけれど、腑に落ちた感は、どうしてもスポイルされてしまう。
けれど、下手に現代の殺人事件とリンクさせて・・・、というモノよりも、無理がなくて良い。
ただ、文庫版で定価が820円+消費税ってのは、ちょっと高いね。無理がある。


漂流巌流島 (創元推理文庫)
東京創元社
高井 忍

ユーザレビュー:
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