えびさん、自由研究に取り組み、親分に反省を促す

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『親分!暑いのだ~。オイラはのびてしまったのだ~』
「えびさん、タンスの上なんかに上がるから、余計に暑いんだよ」
『どうしてなのだ~?』
「あったかい空気は、上に上がっていくんだよ。そのタンスの上はきっと、我が家で一番暑い場所だ」
『????』

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「どうした?なっとくいかん顔をしてるぞ?」
『この前、親分は中学生のお勉強の時に、山の上に上がれば上がるほど気温は下がるって教えてたのだ~』
「おう!えびさん、良い疑問を持ったね!」
『ナットクいかないのだ~』
「ま、説明してやるから、まずはそこから降りてきなさい」

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『ダレダレなのだ~。親分、解説をお願いします』
「あんまり、やる気を感じない姿勢だが・・・。えびさん、あったかい空気は比重が軽くなるから、上の方に上がっていくんだ。これは熱気球を見ても納得できるだろ?で、家の中の場合は、天井があるから、空気はそれ以上は上がれなくて、もわーん、とたまってしまうわけだな」
『タンスの上はもわーん、なのだ~』

「一方、山の場合は山には天井がないね。だからあっためられた空気は上には上がっていくんだけど、熱せられ続けてる訳じゃないから、どんどん熱は失っていくんだよ。おまけにお空の上は宇宙空間で、そこからも熱は逃げていくよな」
『だけど、上の方に行けば行くほど、お日様に近づくから、あったまるんじゃないの~?』
「ますます良い質問だ。確かにわずかとはいえ、太陽には近づくよな。だとすれば、山の上の方があったかくても良さそうなもんだ。だけどねえ・・・空気は直接、お日様にあっためられるわけじゃないんだ」

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『どういうことなのだ?』
「空気はねえ、実はお日様にあっためられた地面にあっためられているんだよ」

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「山は上の方に行けば行くほど、地面が少なくなるだろ?つまり、空気をあっためてくれるはずの地面が少なくなるから、上空の空気は熱の補給が受けられなくて冷えていくんだ」
『なるほど~なのだ。分かった気がするのだ』
「賢くなったろ?えびさん」


「のぼせたところに知恵熱まで出たんじゃ大変だから、お水を飲みなさい」
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『何だか、馬鹿にされているような気がするのだ~』

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『お勉強にはなったけど、親分の物言いには納得できないのだ』
「ごめんよ、えびさん。馬鹿にしたつもりはなかったんだよ・・・」
『世の中には、お勉強と同じくらいに大事なことがいっぱいあるのだ』
「おっしゃる通りです・・。反省・・・・」

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