読書 「殺人ピエロの孤島同窓会」

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ブックオフで中古の文庫で買い求めた。第4回「このミステリーがすごい!」特別奨励賞受賞作だそうで、作者は、水田美意子。受賞当時は12歳だったそうです。

中身は、今は観測員以外に住む人がいなくなった孤島に、高校の同窓会であつまった若者たちが、ピエロに仮装した人物に次々と殺されて・・・。というお話。いつもならもう少しあらすじを書くのだが、これで十分なくらいに中身がない。よって、作品に対する書評も感想も特に述べないのであしからず。

どうやら12歳の女の子が、400枚を超える原稿を書いてきたから、という理由で「出版しよう。それには何か賞をあげとかないと」ということで、受賞作品となったようである。宝島社、最悪である。受賞者当人のためにもならない、という意見もあるようだが、私はそんなことよりも、お金を出して買う人間に対しての、裏切り行為だと思うのだ。文庫でも新刊時には580円。単行本で買った方は、1,152円を支払い、「期待」する。本、特にミステリを買うという行為は、ある種この「期待」を買うというところがある。金額のことはおくとしても、この「期待」を確信犯的に裏切る出版社の行為は、赦されるものではない。「12歳でここまで書いたんですよ」と言うだけのために、である。それならば自社のサイトに無償掲出してやれば良いではないか。選者の中で、吉野仁だけが「まだまだ小説として出来上がっていない。受賞する完成度に達していないのだ。どれほど若くて可愛くて将来性があろうとも、音痴な歌手の歌など聴きたくない。それと同じ。この先、歌唱力がつくかもしれない、という可能性だけで賞を与えるのは問題だと思う」と述べている。当然である。活字離れ、を出版社は嘆くが、こんなことをしていたのでは自業自得。嘆く資格などない。

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