読書 「人間はどこからきたのか、どこへ行くのか」 ★オススメ!★

画像

NHKで科学系番組を担当する取材班の高間大介氏による一種の取材録である。現在、科学のさまざまな分野で「人間とは何か」を探ろうとするアプローチがなされている。私も興味があり、タイミングがあえばテレビ番組を見ることもあるが、こうして本にまとめてもらえれば、自分のペースで知り、考えることができ、ありがたい限りである。
ミトコンドリアDNAを使ったホモ・サピエンス分播のルート解析、霊長類と人間を分けたもの、あるいはアンドロイド研究や心理学など、多岐に渡る分野から、「人間」をレポートしている。
万物の霊長、と称される人類。必然的な選択を経て現在に至った、と思い込みがちだが、そうも言えないのではないか?という見方が数多く提示されている。ここで取材対象になっているのは、国内の科学者たち。各人が信じる宗教は特に明らかにされてはいないが、ある意味で「非キリスト教」的なアプローチで研究が進められているのは、もしかすると日本という環境ならでは、と言えるのかもしれない。どうしても欧米に先進感のあるサイエンスの世界だが、極東からの「非キリスト教」アプローチが、新しい地平を開いてくれるのでは、と納得の各論であった。
細かく覚えていなくて申し訳ないのだが、各章に出てくる科学者たちが、自分の研究分野やアプローチ法も踏まえ、「人間とは」を格言的に口にしている。取材の中で引き出してきたコトバだと思われるが、それを拾い出して並べてみるのも楽しいかもしれない。
そんなことを考えながら、この本は我が再読棚に置いておくことにする。


人間はどこから来たのか、どこへ行くのか (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
高間 大介(NHK取材班)

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 人間はどこから来たのか、どこへ行くのか (角川文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック